税理士の私が7日間で乗り換えた理由【保存版】
みんなに言えなかったんですが、私がずっと使っていた会計ソフト、7日間で乗り換えました。
しかも、乗り換えた理由は「不満があったから」じゃないんです。AIが勝手に仕訳してくれる世界を見てしまったから。一度見たら、もう戻れなくなりました。
今日は、税理士として10年近く弥生会計を使い続けていた私が、なぜたった7日間でクラウド会計に完全移行したのか。その全記録を書きます。
【Before】弥生会計と歩んだ日々の私
私はずっと弥生会計を使っていました。税理士事務所に入った初日から弥生で、それが「当たり前」だったんです。
操作にも慣れていたし、顧問先とのデータ連携も弥生ベースで組んでいました。正直、不便だと思ったことはほとんどなかったんです。
でも、ひとつだけ気になっていたことがありました。
毎月の記帳代行に、1社あたり平均3時間かかっていたこと。領収書の束をひたすら手入力して、勘定科目を判断して、仕訳を切る。これを何社分も繰り返す日々。
「まあ、こういう仕事だし」と思っていました。でも、ある日それが崩れたんです。
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【転機】後輩の画面を見て、手が止まった
きっかけは、今年の3月。後輩が顧問先の月次処理をしている画面を横から見たときでした。
freee会計の画面に、銀行口座やクレジットカードの明細が自動で取り込まれていて、AIが仕訳候補を出している。後輩はそれを「承認」ボタンで確定していくだけ。
私が3時間かけていた作業を、後輩は40分で終わらせていました。
「え、それ、ちゃんと合ってるの?」と聞いたら、「最初は不安だったけど、AI仕訳の精度が上がってきて、修正するのは10件に1件くらいですよ」と。
その夜、自宅でfreeeとマネーフォワードの公式サイトを開きました。そこで知ったのが、2026年に入ってからのAI機能の進化です。
freeeは「freee-mcp」というAIエージェント連携をOSSで公開していて、Claudeなどから自然言語で約330のAPIを操作できるようになっていました。マネーフォワードもリモートMCPサーバーを全プランに提供開始。「マネーフォワード AI Cowork」という、自然言語で経理・労務を自律処理するサービスまで2026年7月に予定されていると知って、正直焦りました。
「これ、知らないまま弥生を使い続けていたら、まずいかもしれない」。そう思った瞬間が転機でした。
【実行】7日間で乗り換えた全手順
「とりあえず試そう」と思い、freeeの無料トライアルを開始しました。ここから7日間の記録です。
Day 1〜2:データエクスポートと初期設定
弥生会計から仕訳データをCSVでエクスポート。freeeのインポート機能で取り込みました。
期首残高の入力が少し手間でしたが、AI決算書スキャン機能(2026年2月リリース)を使ったら、前期の決算書をアップロードするだけで主要な数字を自動入力してくれました。これは予想外に楽でした!
Day 3〜4:銀行・カード連携とAI仕訳テスト
銀行口座とクレジットカードを連携。明細が自動で取り込まれて、AIが仕訳候補を提示してくれます。
最初は「本当に大丈夫?」と全件チェックしていましたが、勘定科目の正答率は体感で85〜90%。過去の取引パターンを学習してくれるので、使えば使うほど精度が上がる仕組みです。
Day 5〜6:顧問先1社で並行運用
信頼できる顧問先1社で、弥生とfreeeの並行運用を実施。同じ月の仕訳を両方で処理して、結果を突き合わせました。
数字のズレはゼロ。しかもfreee側の処理時間は弥生の半分以下。リアルタイムで顧問先にもデータを共有できるので、「今月の数字どうなってますか?」という電話がなくなりそうな予感がしました。
Day 7:本格移行を決断
並行運用の結果を見て、移行を決めました。残りの顧問先も順次切り替えていく計画を立てて、7日間の検証は完了です。
【After】1ヶ月後に変わったこと
あれから約1ヶ月。正直に書きます。
記帳代行の時間が、1社あたり3時間から約50分に短縮されました。月10社分で計算すると、月20時間以上の削減です。
空いた時間で、今まで「やりたかったけどできなかった」ことに手をつけ始めました。顧問先への経営分析レポートの作成、新規のお客さまとの面談、そしてこのnoteを書く時間。
もうひとつ大きな変化は、顧問先との関係が変わったこと。リアルタイムでデータが共有されるので、「数字の報告係」から「数字を一緒に見て相談する相手」にシフトしつつあります。
これが一番嬉しい変化かもしれません。
【学び】乗り換えて気づいた3つのこと
①「慣れ」は判断力を鈍らせる
弥生に不満がなかったのは、他を知らなかったから。2026年現在、クラウド会計ソフトの個人事業主利用率は38.4%まで伸びています(MM総研調査)。世の中は確実に動いているのに、自分だけ止まっていたことに気づきました。
②完璧を待たなくていい
「全顧問先を一斉に移行しなきゃ」と思うと腰が重くなります。でも、1社だけ試す。7日間だけ並行運用する。それだけで十分判断できました。
③AIは「仕事を奪う敵」じゃなく「面倒を引き受けてくれる相棒」
記帳代行の工数が8割削減された事例もあるそうです。でも、それで税理士の仕事がなくなるわけじゃない。むしろ、人間にしかできない「判断」と「対話」に集中できるようになりました。
この記事が参考になったら、スキで教えてもらえると嬉しいです!
もし「乗り換え気になるけど怖い」という方がいたら、まずは無料トライアルで1社分だけ試してみてください。7日間あれば、答えは出ます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた、次のnoteでお会いしましょう💁🏻♀️