AIに仕事奪われる」は間違い。税理士の90%は安全だった
「税理士の仕事の90%はAIに代替される」
この数字を見たとき、正直、スマホを持つ手が震えました。
平井東さんというコンサルタントの方のX投稿が12万回以上表示されていて、そこにはっきり書いてあったんです。「税理士のAI代替率90%」と。
私、税理士です。28歳です。これからのキャリア、どうしようって本気で思いました。
でも、3ヶ月間ひたすら調べて、実際にAIツールを使い倒して、現場の税理士さんたちの声を集めてみたら、見えてきた景色がまったく違っていました。
今日はその変化の記録を、正直に書きます。
【Before】数字に怯えていた頃の私
きっかけは2026年1月のマッキンゼー調査でした。「日本全職業の47%がAI代替可能」「税理士の定型業務代替率59%」という数字が出ていて、SNSで大騒ぎになっていたんです。
リクルートの転職市場レポート(2026年2月)でも「AI導入企業の68%が人員削減を検討中」と出ていました。経済産業省は「2035年までに2,400万人分の雇用がAI影響を受ける」と発表。
数字だけ見ると、もう絶望的ですよね。
私の日常業務を振り返ってみたら、記帳代行、仕訳チェック、申告書の下書き。これ、全部「定型業務」に分類されるものでした。つまり、AIに置き換えられる側の仕事ばかりしていたんです。
夜、布団の中で「転職」って検索したこともあります(笑)
食べながらAIを研究しています 😊
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【転機】実際にAIを使ってみて気づいたこと
転機は、あるX投稿でした。りょうま氏の投稿(いいね433件、10万回以上表示)で、優秀な税理士がAIと共存している姿が紹介されていたんです。
「AIを信じつつ、経験で補完する。サービス業マインドが鍵」という内容に、ハッとしました。
で、試してみたのがMoney Forward CloudとChatGPTの組み合わせです。
Money Forward Cloud(月額3,980円〜)でAI自動仕訳を設定して、日々の記帳をほぼ自動化。ChatGPT Plus(月額20ドル)で顧客向けメールの下書きや、税務相談の要約を作成するようにしました。
結果、仕訳チェックにかかっていた時間が月20時間から8時間に削減されました。
でも、ここで重要なことに気づいたんです。
AIが出す仕訳って、8割は合っているけど、残り2割にけっこう危険なミスが混じっています。勘定科目の選択ミス、消費税区分の間違い、インボイス対応の漏れ。経験がないと見逃すようなものばかりでした。
Xでもエンジニアの方が「AIのクソデータを避けるには、簿記の流れを理解している人間が必須」と投稿していて、まさにそのとおりだと感じました。
【After】3ヶ月後に見えた「税理士の90%が安全」な理由
3ヶ月間、AIを使いながら調べ続けて分かったことがあります。
「代替率90%」という数字は、業務タスク単位の話であって、税理士という職業の話ではなかったんです。
どういうことか。税理士の仕事を分解すると、こうなります。
- 記帳・仕訳入力 → AIで自動化できる
- 申告書の下書き → AIでほぼ対応可能
- 税務判断(グレーゾーンの処理) → AIでは危険、人間が必要
- 税務署対応・税務調査の立ち会い → 署名権限は税理士のみ
- 顧客の本音を読み取った節税提案 → AIには無理
- 経営者との信頼構築 → 完全に人間の仕事
ミツプロ加藤氏がXで289万回表示された投稿で書いていた「署名・本音読み取り・信頼構築は代替不可」というのは、まさにこのことです。
つまり、定型タスクの90%はAIに移行しても、税理士としてのコア業務は残る。むしろ、定型作業から解放されることで、コンサル型の付加価値業務に集中できるようになるんです。
実際、Claude Codeを活用してスタッフ0人で顧問先60社を回している税理士の事例もXで話題になっていました。人件費3,000万円削減しながら、顧問料は維持。すごい時代ですよね。
総務省の2021〜2025年データでも、士業(税理士含む)の成長率は+59.9%。税理士登録者数も81,696人(2024年時点)で増加傾向です。
奪われるどころか、むしろ需要は増えています。
【学び】今日からできる「AI共存型」へのシフト
この3ヶ月で私が実践して効果があったステップを共有します。税理士以外の方にも応用できる考え方です。
① まず自分の業務を「定型」と「非定型」に分ける
紙に書き出すだけでOKです。定型業務が多い人ほど、AIで時間を取り戻せるチャンスが大きいということです。怖がる必要はありません。
② 定型業務にAIツールを1つだけ導入する
私のおすすめはMoney Forward Cloud(月額3,980円〜)か、freee AI(月額2,980円〜)の無料トライアルから始めること。仕訳自動化だけでも、月10時間以上は浮きます。
③ 浮いた時間で「人間にしかできない仕事」を増やす
顧客との面談回数を増やす。経営相談に乗る。Xやブログで専門知識を発信する。こうした「信頼構築」の仕事こそ、AI時代に価値が上がる部分です。
ChatGPTに「この税務データを節税提案にまとめて」とプロンプトを入れれば、提案書の下書きも5分で完成します。その下書きに、あなたの経験と判断を加えるだけで、立派なコンサル成果物になるんです。
AIに奪われるのは「作業」であって、「判断」や「信頼」ではない。これが3ヶ月かけて私がたどり着いた答えでした。
OECD調査(2026年)によると、日本の従業員のAI利用率はまだ8.4%、会計業界でも22.9%にとどまっています。つまり、今始めるだけで上位2割に入れるということです。
焦る必要はないけれど、始めないままでいるのはもったいない。
この記事が「AIに仕事を奪われるかも」と不安な方の、最初の一歩になったら嬉しいです。保存しておくと、後から見返すときに便利です◎
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた、次のnoteでお会いしましょう💁🏻♀️